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DUCATI プロダクトトレーニング(09NEWモデル) その1 [仕事の話(バイクショップ)]

こんにちは、2月24日に東京六本木ヒルズ横、ベルサール六本木で開催された。

DUCATIプロダクトトレーニング&プライベートアンベイリングパーティの様子をお知らせします。

画像等、大分おおいので今回はプロダクトトレーニングの紹介です。

 

 

ベルサール六本木にお昼頃到着すると

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まずは09NEWモデルが揃い踏みです。

最初はこちらの説明から。

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最初に今月14日から発売しているDUCATI848

こちらは従来から発売している1098のミドルクラスSBKになるのですが

それじゃあどこら辺が違うかといいますと、まずは排気量

こちらはミドルクラスとはいえ850ccありますから日本仕様で129ps(本国仕様は134ps)

トルクはどちらも同じ9.8kg/8250rpm

一昔前の999クラスのパワーを848は供えているということになります

その他はリアタイヤが1098の190サイズに比べて180サイズ

乾式クラッチ→湿式クラッチ採用でメンテナンスコストも下がりお財布に優しい

SBKになりました(1098等と比較してですが・・・)

予断ですがこの848にもパフォーマンス製品で乾式スリッパークラッチキットが発売していますが

これを組むと部品代+作業料金を¥1,890,000に追加すると

上位モデルのDUCATI1198¥2,240,000が買えてしまうという現象が起こります。

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そして848ではステアリングダンパーが装着されていません

なので共通に見えて848は専用のフレームを採用しています

(1098&1198はフレームステーにステアリングダンパーを固定する為)

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そして見えにくいですがステアリングボトムが2本締めの少し薄いタイプに

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こちらは1098Rですがよりハイパワーに対応する為、肉厚のステアリングボトムを

採用しています。

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ブレーキは320mmディスク&ブレンボ4ポッドラジアルマウントキャリパーを採用

1198のモノブロックキャリパーと比べると見劣りしますが168kgの軽い車重では

これで十分、むしろ強烈に制動力が立ち上がる1198系と比べると

扱いやすいかもしれません。

シングルシートカウルも848は別売りとなりタンデムシートのみが標準となります

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最後に上が848下が1198Sのテール周りですがどちらも日本での規制に対応する為

高価なプラチナ触媒を使用した日本専用サイレンサーを装着しています。

ハイパワー&レース対応にもコストが掛かりますが

エコ&環境性能対応にも今や莫大なコストが掛かっています。

逆に言えばイタリア本国でわざわざ日本専用に作り変えて出荷しているので

ここまでの排ガス&騒音規制が無ければもっと価格を抑えて販売&早期入荷も

出来ると思うんですけどねぇ…

 

そして最新SBK1198&1198S

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まず排気量は1098と比較して1200ccまで拡大

日本規制に対応するため本国車輌に更に専用サイレンサー(プラチナ触媒)

専用コンピューターを取り付けてあります。

日本仕様は155ps/8000rpm・13.4kg/8000rpm

本国仕様は170ps/9750rpm・13.4kg/8000rpm

トルクは同じなので最大トルク発生の8000rpmでシフトアップしてもらえば

フルパワー仕様と加速感は全く同じです。

またリミッターも1098Rの5500rpmリミッターのような唐突な制御ではなく

最大8500rpmで作動するソフトリミッターを採用しています。

ギア比は1098Rと同じギアレシオを採用、ミッション自体の耐久性も向上

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GPタイプマルケジーニ鍛造ホイールも

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ご覧のようにかなり肉抜きされ1098Sの鍛造ホイールと比べても更に軽量になっています。

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そしてケーシングと

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スイングアームがブラックに変更されています

なおSは今回フレーム&ホイールがゴールドに変更しているので

昔の916の頃に近いカラーリングになっていますね。

そして目に見える大きな変更点はこちら

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1098のメーターは夜間ブルーに発光しますが1198では

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ごらんのようにホワイトカラーに変更されました。

そしてDTC(ドゥカティトラクションコントロール)の作動時も右上のランプが点灯する事により

作動状況が分かるようになっています。

DTCに関しては以前は1098Rの時はテルミのマフラー&CPU等レースキットを装着しないと

作動しなかったのですが、今回の1198S&STREETFIGHTERに関しては日本仕様の純正マフラー

装着時でもDTCがきちんと作動します。

細かなことを書くと長くなるので簡単に説明すると今までのDTCの処理が点火カットのみだったので

高温になった未燃焼ガスが触媒にダメージを与えるため触媒レスのレースキットを使用しないと

だったんですが、今回の新しいDTCは点火カット&燃料カットの制御も入ったので純正のサイレンサー

でもDTCが公道で使用できるようになりました。

これだけの変更があって1098&1098Sよりわずか4万円しか値段が上がっていないので

お得なモデルだと思います、しかし早くも気になるのが次期モデル。

ツインエンジンのパフォーマンスを最大限に発揮できる最大排気量の1200ccに到達してしまったため

次期DUCATI SBKはどんなモデルになるのかが楽しみです。

 

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そして3月7日より発売のMONSTER1100S

すでに色々な所で紹介をされていますが、水冷ハイパフォーマンスモデルをストリートファイターに

譲ったため、モンスターはあくまでカジュアルに乗れるモデルとして空冷専用の車両になりました。

オーリンズ&カーボンパーツ搭載の1100SがMONSTERシリーズの最高峰となります。

 

 

さて09モデル紹介が長くなってしまったのでここらで一区切り

次はいよいよ

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ストリートファイターの紹介です。

 

 

 

 


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コメント 3

さるちか

出張お疲れ様でした!
スーパーバイクはいつもいつも気合が入っていますね!
デザインやパーツを見てるとうっとりしますが、とても私の技量では
扱いきれないので見るだけですw
今回のラインナップではやはりモンスター1100Sに一番興味があります。
どれを取ってもドカのデザイン力には感服しますね。。
by さるちか (2009-03-01 19:10) 

panda-r

勉強会お疲れ様でした。(・∀・)ゞ
MONSTER1100Sかっこ良いですね!
今まであんまりだったんですけどチマさんの写真見たら
「あると思います」になりました。( ´艸`)
by panda-r (2009-03-02 23:05) 

チマ

さるちかさん
SBKはこうなんかいつでも気合十分でないと乗りこなせないような
感じがして未だに所有するのは躊躇しています。
店長の1098をたまに借りて乗るので十分ですね。
力を抜いて走ることも出来るMONSTERシリーズで今は十分です。
今回からは空冷MONSTER1100がトップレンジモデルになりますので
M1100Sは気合が入っていますね。

panda-rさん
新型MONSTER個人的には気軽に乗れる696が
良いなと思ってましたが、M1100も軽い車重にハイパワーと
中々魅力的です。
是非1度試乗して見て下さいね。
by チマ (2009-03-06 03:52) 

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